冷たい風を敵にしない。フラットな私で迎える心地よい冬の待ち方

冷たい風を敵にしない。フラットな私で迎える心地よい冬の待ち方

カレンダーの最後の1枚をめくるように、10月も静かに終わりを迎えようとしています。長崎の街を吹き抜ける風にも、少しずつ冬の気配が混じるようになってきました。
この時期になると、まるで寒さを「敵」のように感じて、無意識に肩をすくめたり、急いで重たいコートを羽織ったりと、からだをこわばらせていませんか?
でも、これまでのケアで余分なものをそぎ落とし、本来のフラットな状態を取り戻した今の皆さんなら、その冷たい風の感触を、今までとは少し違うふうに穏やかに受け止められるかもしれません。

 

寒さに「身構える」のをやめてみる

季節の変化は、戦うものではなく馴染むもの

朝晩の寒暖差が激しい季節の変わり目。冷たい風に当たると、私たちは本能的にからだを守ろうとします。しかし、寒さを防ごうと過剰に厚着をしたり、肩にギュッと力を入れたりして身構えることで、かえって筋肉が緊張し、からだの巡りが悪くなってしまうことがあります。
筋肉がこわばると、全身に酸素や栄養を届ける血液の流れが滞りがちになります。また、「寒い、不快だ」とストレスを感じ続けることで自律神経のバランスが乱れ、さらに冷えやだるさを引き起こすという悪循環に陥ってしまうことも少なくありません。
寒さという外気の変化に対して、無理に「バリアを張る」必要はありません。大切なのは、少しずつからだを慣らしていくグラデーションです。極端に温めるのではなく、自然の流れに沿って、ゆっくりとからだを馴染ませていく心地よさを探してみましょう。


冬を静かに待つ、余白のある暮らし

窓を開けて、新しい季節の匂いを深呼吸する

寒さをシャットアウトするのではなく、五感で「季節の移ろい」として歓迎する。そんな心のゆとりを持てる、冬の入り口の穏やかな過ごし方を3つご提案します。

• 1日1回、新しい季節の空気を深呼吸する
暖房をつける前に、あえて数分だけ窓を開けて冷たい空気を部屋に入れてみてください。冬特有の澄んだ匂いをたっぷりと吸い込み、季節の気配を静かに受け入れることで、心の中にすっと余白が生まれます。

• 「少しだけ薄着」でからだの感覚を呼び覚ます
急に分厚いダウンコートを着込むのではなく、最初はストールやカーディガンなどの小物で温度調節をしてみましょう。からだの中をすっぴんにするように過剰な防寒をそぎ落とすことで、私たちに本来備わっている環境に適応する力が自然と働きやすくなります。

• 自分の真ん中を取り戻す、静かなお茶の時間
寒さを感じた時は、温かいお茶や白湯を両手で包み込むように持ち、ゆっくりと味わいましょう。からだの内側からじんわりと温めることで、こわばった筋肉と心がほぐれ、一番フラットでニュートラルな状態へと戻っていくのを感じられるはずです。

 

私たちを取り巻く環境が日々変わるように、自然界のものも常に移り変わっています。私たちが大切にしている自然の恵みも、季節ごとの気候のなかで、まわりに振り回されることなく、ゆっくりと時間をかけて変化していきます。急がない、自然の流れに従うという考え方は、30年以上にわたり皆さまの健康と向き合ってきた私たちの思いでもあります。
私たちも外気の変化に焦らず、自分のペースで内側を整えていけたら素敵ですね。11月はもうすぐそこ。温かいお茶でも淹れて、新しく訪れる季節を一緒にゆっくりと迎えましょう。今週末も、ご自身のペースで穏やかにお過ごしください。

 

 

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寒さにゆっくり慣れていく。
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